中国語検定コース
中国語検定とは?特徴は?
日本国内のみで開催
一
中国語検定は、日本国内のみで開催される検定で、一般財団法人日本中国語検定協会が主催しています。
相互読解・聴解・翻訳能力を問う
二
日本語と中国語の相互読解・聴解・翻訳能力を問われます。日本人の中国語学習者に向けた試験で、「読む・聞く・話す・書く」能力にプラスして日本語に「訳す」能力も問われます。
HSKの次に受験者数が多い試験
三
日本国内ではHSKの次に受験者数が多いと言われている試験です。
(2018年はHSK34,018人、中検29,935人)
できるようになること!
中国に拠点のある日系企業への就職転職、配置転換、人事評価に有利な中国語検定を取得できる。
日本の大学の入試・単位認定に有利な中国語検定を取得できる。
発音やピンイン表記をより正確に完璧にマスターできる。
日中・中日通訳翻訳スキルをレベルアップできる。
観光ガイド、フリーランスになれる。
語学系唯一の国家資格「通訳案内士」を取得できる。
検定直前に「合格!対策講座」があります!
中国語検定が今注目されている理由
日中・中日の通訳翻訳の需要が高い
近年、中国の成長に伴って、中国語の通訳や翻訳などの需要が急激に高まっています。また、これまでは日本から中国への技術提供が主だったため、翻訳は「日本語から中国語へ」が多く、翻訳者はほとんどが中国人でした。ところが中国が成長を遂げて国際的に強い影響力を持ってきたため、今後は「中国語から日本語へ」が増え、日本人翻訳者の需要も高まっていくことが予想されています。中国語検定は、中国語の読解・聴解能力のほか、日本語の翻訳能力を問うものですので、日本語と中国語を両方使う環境に適しています。
世界進出する中国企業
中国の企業は、他国の会社を買収や海外進出などグローバル展開が進んでいます。中国政府が企業をバックアップし、ヨーロッパ・アフリカ・東南アジアなどをつなぐ「一帯一路」構想を掲げ、貿易を加速させようとしています。
中国語は就職においてアドバンテージになる資格のひとつとも言えます。
中国は「世界の工場」→「世界最大のビジネス市場」へ
中国は1990年代から約20年間にわたり、高度成長が続き、「世界の工場」から「世界最大のビジネス市場」に変わってきました。
2012年以降中国の経済成長は落ち着きましたが、それまで中国では、日本を含む外国企業が安い人件費でたくさんの人を雇い、低コストでたくさんの商品を生産するビジネスが主流でした。
ところが、今では中国では消費が進み、世界最大の市場と化しました。中国市場でのシェアを狙い、世界各国の企業が激戦を繰り広げています。
中国語検定の合格のコツ
一. 正確に!ピンイン
中検は、他の中国語試験に比べて、ピンイン(表音ローマ字)の正確さが求められます。他の試験では出題されない、「正しいピンイン表記」、「声調の組合せ」、「漢字をピンイン・ピンインを漢字に直す」などの選択式筆記問題があります。
合格のコツとしては、入門の時でも、初級や中級でつまづいた時でもいいので、ピンインの読み方・つづり方、四つの声調の区別、ピンインと漢字のセット、単語の声調の組合せを正確にマスターすることです!
そして、リスニングやシャドーイングする時に、ピンインと漢字の両方を確認し、筆記とリスニングとの相乗効果を高めましょう。
二. 鍛え!翻訳スキル
中検では、日本語と中国語の相互読解・聴解の他、翻訳能力も問われます。
HSKでは問われない、通訳案内士試験では観光関連がメインの4択マーク式に対し、中検は日訳、中訳の記述式があります。
合格のコツは、翻訳能力を意識して鍛えることです!
難問とされる「日本語→中国語に訳す」の過去問を解く時、自分で訳したものを解答と照らし合わせます。
そこで大事なのは、正しいものに直しただけで終わるのではなく、何で違ったのか、何をもっと勉強すれば良いのかを突き詰めること!原因は、語彙力か、文法の理解か、副詞や接続詞などの個別品詞か…を突き詰め、その弱い部分を強化していきましょう。
日常生活の中でも、「こんな時、中国語で何と言う?」と、頭の中で訳す習慣を身につけましょう。
三. 繰り返す!過去問
合格のコツは、短期間で、1冊3回分の中検過去問を何回も何周も繰り返し解くことです!
一つの単語や文法に時間をかけず、一つの単語や文法を単語帳に書いたり、辞典で調べたり、関連例文を暗記したりするのではなく、とりあえず見て読んで次に進むことです。短期間の間に、何回同じ単語や文法に出会えたかに着目し、効率的に学習効果を上げていきましょう。
1周目は解答を見ながら解き、覚えなくても大丈夫です。2周目も細かい、難しい所は気にせず、どんどん前に進みます。3周目あたりからは、全体像が見え、必要最低限の単語、文法はある程度抑えられます。4週目、5週目と繰り返していくと、次第に、苦手な所が見えてくるので、それから、苦手な部分だけ重点的に強化していきます。
中国語検定コースの特徴
徹底的な発音指導
中国語検定は、他の中国語試験に比べて、ピンインの正確さが求められます。
試験対策としては、謝先生の中検レッスンでは、毎回、あなたの発音をきちんとチェックし、苦手な発音、あやふやで自信のない発音などを徹底的に指導します。
「ネイティブの発音をマネして下さい」というだけではなく、具体的に口、唇、舌、喉などの動かし方を日本語で分かりやすく説明します。
そして、日本人が間違いやすい声調の2声と3声、苦手な発音の巻舌音、前鼻音、e、混同しやすい発音のhとf、cuとquなどは、具体例を示し、比較しながら丁寧に指導。1人でもできるインプット学習のリスニングや筆記との相乗効果も飛躍的に上がります。
発音だけでなく、ローカライズができるように指導します。
ローカライズ(地域化)とは、相手の文化や慣習に合わせてコミュニケーションの方法を変えることをいいます。日本では当たり前に使っている言葉でも中国では異なった意味にとらえられてしまうことがあります。
誤解を招く結果になった笑い話
①日本人男性が中国の旅先で、中国語で中国人女性に「ちょっとお尋ねしますが…」と言っただけですが、いきなりビンタされた!なぜ?声調が間違えたから!
日本人男性が言いたい言葉は「ちょっとお尋ねしますが…」→请问一下…
中国人女性が聞こえた言葉は「ちょっと キスを?!」→ 亲吻一下?!
「尋ねる」と「キス」の中国語の発音が似ているが、声調が違う。
「尋ねる」は「请(qǐng)问(wèn)」→3声と4声の組合せ。
「キス」は「亲(qīn)吻(wěn)」→1声と3声。
②日本人が中国現地の居酒屋で、中国語でソーセージを注文したが、スープが出された!なぜ?巻舌音を間違えたから!
「ソーセージ」と「スープ」の発音が似ているが、舌を巻くと巻かない、2声と1声の違い
「ソーセージ」は「香(xiāng)肠(cháng)」→肠(cháng)→舌を巻いて発音、2声。
「スープ」は「香(xiāng)汤(tāng)」→汤(tāng)→舌を巻かないて発音、1声。
一
抜本的な翻訳指導
中検は、他の試験に比べて、翻訳スキルが一番問われます。HSKでは問われない、通訳案内士試験では観光関連がメインで、4択マーク式に対し、中検は日訳、中訳の記述式があります。
試験対策として、翻訳能力を意識した学習指導を抜本的に!例えば、翻訳添削の際に、正しい添削で終わるのではなく、なぜ間違ったかの添削理由の説明、何を強化すべきかのアドバイスなど、根本に立ち戻って間違いを見直し、効果的に上達できるように抜本的に指導していきます。
特に中検で一番難しいとされる「日本語→中国語に訳す』の記述問題については、日本人が間違いやすい語順、副詞・接続詞、単語や文法表現の区別取捨など、あなたの翻訳スキルが本質的に上達でき、中検合格できるように抜本的な翻訳指導をします。
二
分かりやすく過去問解説
過去問を解いてみたが、解説を読んでも、辞典を調べても、なんで間違えたかもよく分からない、まだ似たような問題で間違えたといった声がよく聞きます。
謝先生の中検レッスンでは、あなたの抱えている疑問、難問、苦手部分を解決します。
例えば、難問とされる「語句整序」、中訳の「正文判定」などについては、「こういう風に文法が決まっている」のルール説明だけではなく、具体文例を沢山挙げ、比較しながら、あなたが理解できるように分かりやすく解説します。
三
「中検」と「HSK」との違い
「中検」と「HSK」は同じ中国語の検定試験ですが性格を異にする試験です。
「中検」は,中国語の読解・聴解能力のほか、日中・中日の翻訳能力を問うものです。
「HSK」は,中国語による設問に中国語で答えることを求め,中国語の運用能力のみを問うものであり翻訳能力は問われておりません。
したがって,中検は日本企業での活躍を目指す方,HSKは中国の大学本科への留学や中国企業で活躍を目指す方に適していると言えるでしょう。